翻訳業界の景気・・・悪いの?

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今月はどうも仕事を入れすぎてしまったようで、明日9/27が今月に入って初めて丸1日休みがとれる、そんなスケジュールでした。

なんでそんな無茶なスケジュールを入れてしまったのだろう、と今あらためて考えてみると、もちろんそれだけ翻訳会社から依頼があったからなのですが、それでもスケジュールが厳しいと感じたら断ることだってできます。でもそうしなかったのは、知り合いの同業の翻訳者の1人(分野はほぼ私とおなじ)が、5月あたりから「仕事が減った!前年比20%減!翻訳業界は不況!翻訳会社は倒産不可避!大変だ!大変だ!」と大騒ぎしているのを何度も聞かされたからです。「自分はまだ幸いにも仕事が来てるけど、そんなに大変な状況なら今のうちに取れるだけ仕事をとってしまおう」と、スケジュールが厳しい案件が来ても無理して取っちゃってたんですよね。そしたら、休みがほとんどなくなってしまったという・・・。本当に翻訳業界ってそんなに不景気なのかなぁ、と思ってしまいました。

ある翻訳会社の四半期決算

少し前に日本で唯一上場している翻訳会社の四半期決算があって、営業利益が前年比48%減、というニュースが出たときも、その方は「空が落ちてきた」と言わんばかりの騒ぎっぷりでした。私の予感が的中した!翻訳会社の倒産がこれから相次ぐぞ、と。そこまで言われると、さすがに気になって同社の四半期決算短信を除いてみると、たしかに営業利益は前年比48%減でしたが、売上は前年比7.8%減と、確かに下がってはいたものの、それぐらいの増減なら毎年あるよね、というレベルでした。営業利益が半減してしまったのは、システム投資をしたことが主因だそうで、景気の悪化とはあまり関係なさそう。そう暗に伝えたところ、今度はその四半期決算を読み込んできて、私の守備範囲の分野は推定10%減!これはひどい!ときました。う~ん、10%減かぁ、たしかに良くない数値かもしれませんが、上場企業とはいえ、所詮1社の数字。この数字だけ見て、不景気、ひいては翻訳業界の危機、とまでは言えないんじゃないかなぁ、正直そう思いましたが、あえて黙っておきました。

それにその会社の中の自分の守備範囲の分野の受注額10%減という数字で、その人の売上20%減は説明できないよね、と心の中で思いましたが、それを突っ込むとなんだか恐ろしいことが起こりそうだ、と本能的に警戒し、これについても黙っておきました。まぁ、あんまり騒がれると自分もどうしても心配になってしまうので、あんまり騒いでほしくない、というのが本音です。

機械翻訳に対する警戒心

まぁ、そんな人なので機械翻訳(MT)に対する警戒感もひとしおで、折に触れ大騒ぎしているのですが、ここ数日の間に、日経新聞電子版に

AI翻訳「人間超え」へ 技術が急発展 :日本経済新聞

という記事と、その姉妹記事が掲載されましたが、その後はとくに何も言ってきていないので、まだその記事は読まれていないのだろうと思います。

なお、その記事に対する私の考え方は、以下に記載してあります。

royo170.hatenablog.com

もしその知り合いの翻訳者の方が、上記の日経新聞電子版の記事を読んだら、またとんでもない大騒ぎになるんだろうなぁ、と少々びびっています。機械翻訳については、上記のブログページに書いたことが私の感想ですが、それでも私も不安に思うところがないわけではないので、なおさらその方に騒がれると不安に感じてしまうため、このまま気付かれずにいて欲しいなぁ、なんて期待してしまいます。

まぁ、明日はせっかく休めるので、ゆっくりしたいと思います。(実は、今日、別件の打診があったのですが、さすがに断ってしまいました。その仕事、来週来てくれればよかったのに・・・。)(了)

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